a good view のポスターはなぜ「正方形」なのか - a good view

a good view のポスターはなぜ「正方形」なのか

よく聞かれるんです。

「なんで正方形ばっかりなの?」

たしかに、一般的なアートポスターには、A1やA2、B2など、縦長や横長のものが多く見られます。

風景は横長の画面にすると広がりを表現しやすく、人物は縦長の画面に収めやすい。作品の題材や見せ方に応じて長方形が選ばれてきたのは、自然なことだと思います。

では、a good viewは、なぜ正方形にこだわっているのでしょうか。

理由は、正方形が一枚でも飾りやすく、複数の作品を自由に組み合わせられる形だからです。

今回は、私たちがポスターの形として正方形を選んだ理由をご紹介します。

 

正方形は、日本の暮らしにもなじみのある形

日本の暮らしの中には、正方形や四角い構成を生かした道具や意匠が数多くあります。

たとえば、折り紙や風呂敷、枡、重箱、市松模様、障子の格子などです。

畳一枚は長方形ですが、一般的な四畳半の畳敷きは、全体として一つの正方形を形づくります。

こうしたものに見られるのは、正方形を一つの形として使うだけでなく、折る、包む、重ねる、並べることで用途や見え方を広げていく発想です。

正方形は、日本だけに見られる特別な形ではありません。それでも、日本の暮らしの中で昔から親しまれてきた形の一つといえるのではないでしょうか。

 

上下左右に偏りのない、端正な形

正方形は、縦と横の長さが同じです。

縦長や横長のように特定の方向を強く感じさせないため、壁に一枚飾ったときにも、すっきりとまとまります。

形そのものはシンプルですが、輪郭が明確なので、小さなサイズでもきちんと存在感があります。

具象画、抽象画、写真、タイポグラフィーなど、作品の表現方法を問わず合わせやすいことも、正方形の魅力です。

さまざまな作家の作品を扱うa good viewにとって、それぞれの個性を生かしながら、ブランド全体に共通性を持たせられる形でもあります。

 

暮らしの中の小さな壁に飾りやすい

アートを飾るための大きな壁が、どの家にもあるとは限りません。

棚やキャビネットの上、デスクの前、廊下、家具と窓の間など、住まいの中には小さな壁面が点在しています。

a good viewのポスターは、大きすぎない正方形なので、こうした限られた場所にも取り入れやすく、初めてアートを飾る方にも選んでいただきやすいサイズです。

 

複数枚を自由に組み合わせられる

私たちが正方形を選んだ、最も大きな理由です。

正方形は、縦にも横にも同じように並べられます。

二枚を横に並べれば横に広がる構成に、縦に並べれば高さを生かした構成に。四枚を格子状に並べれば、一つの大きな正方形として見せることもできます。

色やモチーフ、作家の異なる作品でも、外形が揃っていることで全体にまとまりが生まれます。

最初は一枚だけ飾り、気に入った作品が増えたら隣に加える。季節や模様替えに合わせて、位置を入れ替える。

正方形なら作品が増えても、そのときの部屋や気分に合わせて組み直すことができます。

 

一枚から始まり、少しずつ広がっていく

私自身、自宅では縦長、横長、正方形と、さまざまな形の作品を飾っています。

それぞれに魅力がありますが、正方形には、後から一枚を加えたり、並べ方を変えたりしやすい面白さがあります。

一枚なら、端正に飾る。

二枚なら、作品同士の色やモチーフの関係を楽しむ。

三枚、四枚と増えれば、壁全体を一つの構成として考えることもできます。

アートは、一度飾ったら完成というものではありません。

暮らしや好みの変化に合わせて、場所を移したり、組み合わせを変えたりしながら楽しめるものだと、私たちは考えています。

一枚から始めて、少しずつ好きな眺めをつくっていく。

それが、a good viewが正方形のポスターに込めている思いです。

 

参考資料

・政府広報オンライン「ふろしき王子」
・裏千家「茶室の名称」
・文化庁「文化遺産オンライン」

 

 

 

News & Column に戻る