コレクション: 額縁・ピン

アートポスターの飾り方

わたしたちの生活に彩りや癒しを与えてくれるアートポスターを、美しく印象的に飾るアイデアをご紹介します。ぜひご活用ください。

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  • 家具の絵 静物画の中にあるもうひとつの世界

    家具の絵 静物画の中にあるもうひとつの世界

    画像はSTANDARD TRADE代表 渡邊謙一郎さんの作品   家具を描いた絵画は、静物画の一種として長い歴史を持っています。静物画と聞くと、果物や花、食器などがモチーフになっているイメージが強いかもしれませんが、家具もまた時代の文化や人々の暮らしを映し出す大切な題材でした。今回は、そんな「家具の絵」の魅力や歴史について、少し掘り下げてみましょう。   1. 家具の絵の歴史的背景 家具を描くことは、単なるインテリアの再現ではなく、その時代の人々の価値観やライフスタイルを表現する手段でもありました。   ルネサンス期~オランダ黄金時代 ルネサンス期には、豪華な装飾が施された家具が室内画の中に登場します。特にオランダ黄金時代の画家たちは、光と影を巧みに操りながら、木製キャビネットや椅子、テーブルなどをリアルに描きました。例えば、ピーテル・デ・ホーホやヨハネス・フェルメールの作品には、当時の家庭の雰囲気を伝える家具が精密に描かれています。   19世紀~近代 19世紀になると、印象派やポスト印象派の画家たちが家具を新たな視点で捉え始めます。フィンセント・ファン・ゴッホの有名な作品「ゴッホの寝室」は、シンプルな木製家具を中心に据え、室内の静けさや孤独感を見事に表現しています。 また、ヴィルヘルム・ハマスホイは、コペンハーゲンの自宅を繊細な色調で描いた作品を多く残しました。「ストランゲーゼ30番地」シリーズでは、家具や扉が静謐な雰囲気の中で描かれ、室内の美しさや穏やかな時間の流れが感じられます。   現代アートにおける家具の存在感 現代に入ると、家具は単なる背景ではなく、象徴的なモチーフとしての役割を果たすようになります。例えば、デヴィッド・ホックニーは家具をカラフルなパターンと組み合わせ、ポップなリズムを生み出しました。 また、ミニマリズムやコンセプチュアル・アートの流れの中で、家具をテーマにした作品も登場しています。家具は日常の一部でありながら、形や配置によってさまざまな意味を持つ存在として、アートの中で新たな表現を生み出しているのです。   2. 家具をメインに描いたアートの代表例 家具自体を主役にした絵画は意外と少なく、多くの作品では室内の一部として描かれています。しかし、そんな中でも特に注目されるのが、フィンランドの家具ブランド「アルテック」のポスターです。   アルテックのポスターが生み出す新たな価値 アルテックは、1935年にアルヴァ・アアルトとその仲間たちによって設立されたブランドで、北欧デザインの象徴ともいえる存在です。その家具は、シンプルでありながら機能的で、独特の温かみを持っています。 2013年に発売されたアルテックのポスター(デザインスタジオ Greigeのデザイン)は、単なる広告ではなく、アート作品のような美しさを持っています。特に、アアルトがデザインした「スツール60」や「パイミオチェア」をモチーフにしたポスターは、洗練された線と大胆な色使いが特徴的。これらのポスターは、家具そのものをアートとして楽しむという新しい視点を提供してくれます。 また、アルテックのポスターは、インテリアとしても人気があり、実際に部屋に飾ることで、空間にモダンな雰囲気をもたらします。つまり、「家具を描いたアート」という枠を超え、「家具を楽しむアート」としての存在感を放っているのです。...

    家具の絵 静物画の中にあるもうひとつの世界

    画像はSTANDARD TRADE代表 渡邊謙一郎さんの作品   家具を描いた絵画は、静物画の一種として長い歴史を持っています。静物画と聞くと、果物や花、食器などがモチーフになっているイメージが強いかもしれませんが、家具もまた時代の文化や人々の暮らしを映し出す大切な題材でした。今回は、そんな「家具の絵」の魅力や歴史について、少し掘り下げてみましょう。   1. 家具の絵の歴史的背景 家具を描くことは、単なるインテリアの再現ではなく、その時代の人々の価値観やライフスタイルを表現する手段でもありました。   ルネサンス期~オランダ黄金時代 ルネサンス期には、豪華な装飾が施された家具が室内画の中に登場します。特にオランダ黄金時代の画家たちは、光と影を巧みに操りながら、木製キャビネットや椅子、テーブルなどをリアルに描きました。例えば、ピーテル・デ・ホーホやヨハネス・フェルメールの作品には、当時の家庭の雰囲気を伝える家具が精密に描かれています。   19世紀~近代 19世紀になると、印象派やポスト印象派の画家たちが家具を新たな視点で捉え始めます。フィンセント・ファン・ゴッホの有名な作品「ゴッホの寝室」は、シンプルな木製家具を中心に据え、室内の静けさや孤独感を見事に表現しています。 また、ヴィルヘルム・ハマスホイは、コペンハーゲンの自宅を繊細な色調で描いた作品を多く残しました。「ストランゲーゼ30番地」シリーズでは、家具や扉が静謐な雰囲気の中で描かれ、室内の美しさや穏やかな時間の流れが感じられます。   現代アートにおける家具の存在感 現代に入ると、家具は単なる背景ではなく、象徴的なモチーフとしての役割を果たすようになります。例えば、デヴィッド・ホックニーは家具をカラフルなパターンと組み合わせ、ポップなリズムを生み出しました。 また、ミニマリズムやコンセプチュアル・アートの流れの中で、家具をテーマにした作品も登場しています。家具は日常の一部でありながら、形や配置によってさまざまな意味を持つ存在として、アートの中で新たな表現を生み出しているのです。   2. 家具をメインに描いたアートの代表例 家具自体を主役にした絵画は意外と少なく、多くの作品では室内の一部として描かれています。しかし、そんな中でも特に注目されるのが、フィンランドの家具ブランド「アルテック」のポスターです。   アルテックのポスターが生み出す新たな価値 アルテックは、1935年にアルヴァ・アアルトとその仲間たちによって設立されたブランドで、北欧デザインの象徴ともいえる存在です。その家具は、シンプルでありながら機能的で、独特の温かみを持っています。 2013年に発売されたアルテックのポスター(デザインスタジオ Greigeのデザイン)は、単なる広告ではなく、アート作品のような美しさを持っています。特に、アアルトがデザインした「スツール60」や「パイミオチェア」をモチーフにしたポスターは、洗練された線と大胆な色使いが特徴的。これらのポスターは、家具そのものをアートとして楽しむという新しい視点を提供してくれます。 また、アルテックのポスターは、インテリアとしても人気があり、実際に部屋に飾ることで、空間にモダンな雰囲気をもたらします。つまり、「家具を描いたアート」という枠を超え、「家具を楽しむアート」としての存在感を放っているのです。...

  • 母の日ギフトを選ぶ前に知っておきたい、贈り物の意味と新しいかたち

    母の日ギフトを選ぶ前に知っておきたい、贈り物の意味と新しいかたち

    毎年5月の第2日曜日に訪れる「母の日」が近づくと、カーネーションや色とりどりの花、贈りものが店先に並びます。日ごろの感謝をかたちにして伝える、大切な一日ですね。でも、なぜこの日が生まれ、どうして花を贈る習慣があるのでしょうか? 今回はそんな素朴な疑問をひもときながら、世界の母の日事情や、最近人気のギフトまでご紹介します。   アメリカ発、ひとりの女性の想いから 母の日の起源は、20世紀初頭のアメリカにさかのぼります。1907年、亡き母を追悼するために教会で白いカーネーションを配った女性、アンナ・ジャービス。彼女は「母親への感謝は、生きているうちにこそ伝えるべき」と考え、記念日の制定を強く訴えました。その思いが広がり、1914年にはアメリカ連邦議会が、5月の第2日曜日を「母の日(Mother’s Day)」として正式に制定したのです。 この動きは世界中に広がり、日本でも戦後、アメリカにならってこの日が母の日として定着しました。   世界ではどう祝われている? 母の日は世界各国に存在しますが、その祝い方は国によって実にさまざまです。 たとえば、イギリスでは復活祭の3週間前の日曜日に「マザーリング・サンデー」があり、家族そろって教会へ行き、母親に感謝を伝えるのが伝統。タイでは王妃の誕生日である8月12日が母の日として国を挙げて祝われます。また、韓国では5月8日が「両親の日」とされ、母にも父にも感謝を伝える風習があります。 このように国や文化によって形は違えど、「親への感謝を伝える日」という思いは世界共通のようです。   なぜ、カーネーションを贈るの? 母の日といえば、やはりカーネーション。これはアンナ・ジャービスが、母が好きだった白いカーネーションを祭壇に飾ったことに由来しています。アメリカでは、生きている母には赤、亡くなった母には白を贈るという慣習もありますが、日本では赤いカーネーションが一般的です。 最近では、ピンクやオレンジなどの色とりどりのカーネーション、さらにはガーベラやバラなど、好みに合わせて選ばれることも増えてきました。 こうした花の人気の背景には、花業界のマーケティング戦略も少なからず影響しています。昭和初期から全国の花屋が母の日向けに販促を展開し、今では「母の日=花」というイメージがすっかり定着しました。   どれくらいの市場規模があるの? 母の日の市場規模は、2024年現在の正確な統計は出ていないものの、およそ1,200億円前後ともいわれています。花ギフトだけで年間400~500億円以上の売上があると推計されており、百貨店やオンラインショップにとっても大きな商戦のひとつです。 この時期は、スイーツや雑貨、コスメなどの需要も高まり、各社が母の日限定セットやラッピングなどで工夫を凝らしています。   最近の人気ギフトは? アートギフトにも注目 定番のカーネーションに加え、最近ではお取り寄せスイーツや高級フルーツ、リラックスグッズ、エプロンやハンドクリームなどの雑貨類も人気。さらに、旅行券やエステチケットなど、「体験を贈る」スタイルも支持を集めています。 なかでも近年、じわじわと人気を集めているのがアートギフトです。インテリアが好きなお母さんに、部屋に飾れるアートポスターや小さな作品を贈る人が増えており、特に花をモチーフにした絵やインテリアに馴染む抽象画などが選ばれています。 「飾ることで気持ちが明るくなる」「自分では選ばないものだからこそ嬉しい」といった声も多く、アートは新しいギフトのかたちとして注目されています。   ありがとうを、かたちに。 母の日は、改まって「ありがとう」を伝えられる、年に一度の大切な日。花でも、アートでも、お菓子でも、手紙でも——大切なのは、心を込めて選ぶこと。そのひとつひとつに込められた想いは、何よりもあたたかく、きっとお母さんの心に届くはずです。  ...

    母の日ギフトを選ぶ前に知っておきたい、贈り物の意味と新しいかたち

    毎年5月の第2日曜日に訪れる「母の日」が近づくと、カーネーションや色とりどりの花、贈りものが店先に並びます。日ごろの感謝をかたちにして伝える、大切な一日ですね。でも、なぜこの日が生まれ、どうして花を贈る習慣があるのでしょうか? 今回はそんな素朴な疑問をひもときながら、世界の母の日事情や、最近人気のギフトまでご紹介します。   アメリカ発、ひとりの女性の想いから 母の日の起源は、20世紀初頭のアメリカにさかのぼります。1907年、亡き母を追悼するために教会で白いカーネーションを配った女性、アンナ・ジャービス。彼女は「母親への感謝は、生きているうちにこそ伝えるべき」と考え、記念日の制定を強く訴えました。その思いが広がり、1914年にはアメリカ連邦議会が、5月の第2日曜日を「母の日(Mother’s Day)」として正式に制定したのです。 この動きは世界中に広がり、日本でも戦後、アメリカにならってこの日が母の日として定着しました。   世界ではどう祝われている? 母の日は世界各国に存在しますが、その祝い方は国によって実にさまざまです。 たとえば、イギリスでは復活祭の3週間前の日曜日に「マザーリング・サンデー」があり、家族そろって教会へ行き、母親に感謝を伝えるのが伝統。タイでは王妃の誕生日である8月12日が母の日として国を挙げて祝われます。また、韓国では5月8日が「両親の日」とされ、母にも父にも感謝を伝える風習があります。 このように国や文化によって形は違えど、「親への感謝を伝える日」という思いは世界共通のようです。   なぜ、カーネーションを贈るの? 母の日といえば、やはりカーネーション。これはアンナ・ジャービスが、母が好きだった白いカーネーションを祭壇に飾ったことに由来しています。アメリカでは、生きている母には赤、亡くなった母には白を贈るという慣習もありますが、日本では赤いカーネーションが一般的です。 最近では、ピンクやオレンジなどの色とりどりのカーネーション、さらにはガーベラやバラなど、好みに合わせて選ばれることも増えてきました。 こうした花の人気の背景には、花業界のマーケティング戦略も少なからず影響しています。昭和初期から全国の花屋が母の日向けに販促を展開し、今では「母の日=花」というイメージがすっかり定着しました。   どれくらいの市場規模があるの? 母の日の市場規模は、2024年現在の正確な統計は出ていないものの、およそ1,200億円前後ともいわれています。花ギフトだけで年間400~500億円以上の売上があると推計されており、百貨店やオンラインショップにとっても大きな商戦のひとつです。 この時期は、スイーツや雑貨、コスメなどの需要も高まり、各社が母の日限定セットやラッピングなどで工夫を凝らしています。   最近の人気ギフトは? アートギフトにも注目 定番のカーネーションに加え、最近ではお取り寄せスイーツや高級フルーツ、リラックスグッズ、エプロンやハンドクリームなどの雑貨類も人気。さらに、旅行券やエステチケットなど、「体験を贈る」スタイルも支持を集めています。 なかでも近年、じわじわと人気を集めているのがアートギフトです。インテリアが好きなお母さんに、部屋に飾れるアートポスターや小さな作品を贈る人が増えており、特に花をモチーフにした絵やインテリアに馴染む抽象画などが選ばれています。 「飾ることで気持ちが明るくなる」「自分では選ばないものだからこそ嬉しい」といった声も多く、アートは新しいギフトのかたちとして注目されています。   ありがとうを、かたちに。 母の日は、改まって「ありがとう」を伝えられる、年に一度の大切な日。花でも、アートでも、お菓子でも、手紙でも——大切なのは、心を込めて選ぶこと。そのひとつひとつに込められた想いは、何よりもあたたかく、きっとお母さんの心に届くはずです。  ...

  • フレックスギャラリー広島店さまでイベント開催中です。

    フレックスギャラリー広島店さまでイベント開催中です。

    フレックスギャラリー広島店にて、4月12日(土)から5月11日(日)までの期間限定で、a good view のポップアップショップがオープンします。   広島市南区のベイエリア内にある大きな倉庫を改装した店舗は、天井が高く開放的な空間が広がっています。1Fには雑貨やファッションアイテムが並び、2Fでは家具をはじめとしたインテリア用品をゆったりとご覧いただけます。イベントスペースでは、毎月さまざまなPOP UP SHOPも開催中。 2Fのカフェ「24/7 coffee & Roaster」からは瀬戸内海を一望でき、心地よい景色とともにくつろぎの時間をお過ごしいただけます。気持ちのよい季節、ドライブがてらに是非お立ち寄りください。   店舗住所:〒734-0011 広島県広島市南区宇品海岸3丁目12−38 TEL:086-246-8158開催期間:4/12(土)~5/11(日)営業時間:11:00~18:30 火曜定休https://www.flex-g.com/shop.html              

    フレックスギャラリー広島店さまでイベント開催中です。

    フレックスギャラリー広島店にて、4月12日(土)から5月11日(日)までの期間限定で、a good view のポップアップショップがオープンします。   広島市南区のベイエリア内にある大きな倉庫を改装した店舗は、天井が高く開放的な空間が広がっています。1Fには雑貨やファッションアイテムが並び、2Fでは家具をはじめとしたインテリア用品をゆったりとご覧いただけます。イベントスペースでは、毎月さまざまなPOP UP SHOPも開催中。 2Fのカフェ「24/7 coffee & Roaster」からは瀬戸内海を一望でき、心地よい景色とともにくつろぎの時間をお過ごしいただけます。気持ちのよい季節、ドライブがてらに是非お立ち寄りください。   店舗住所:〒734-0011 広島県広島市南区宇品海岸3丁目12−38 TEL:086-246-8158開催期間:4/12(土)~5/11(日)営業時間:11:00~18:30 火曜定休https://www.flex-g.com/shop.html              

  • 米津祐介さんから母の日のプレゼントにぴったりの新作が届きました。

    米津祐介さんから母の日のプレゼントにぴったりの新作が届きました。

    米津祐介さんが描く、やさしさあふれる花束のアートポスターは、母の日の贈り物にもぴったり。感謝や愛を込めた花言葉と、あたたかなタッチが心に残る一枚です。 生花のように日々を彩りながら、枯れることなく、いつまでも飾って楽しめる特別なプレゼントになることでしょう。   「バラのブーケ」 さまざまなピンクの花々が咲きほこる、華やかで上品なブーケ。赤や白のバラを中心にあしらい、全体にあたたかな彩りを添えています。バラの花言葉は「愛」「感謝」「幸せな家庭」。   「ガーベラのブーケ」 赤や白、黄色にピンク──鮮やかなガーベラがぎゅっと束ねられた、明るく華やかなブーケ。花言葉は「希望」「前向き」「感謝」など、ポジティブな想いがたくさん詰まっています。       米津祐介 / Yusuke Yonezu2005年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展への入選をきっかけに絵本作家として活動を始める。以後、多くの絵本を創作し、アジアやヨーロッパ、アメリカなど、世界中で出版されている。また、国内ではステーショナリーグッズを展開するなど、イラストレーターとしても活躍の場を広げている。   米津さんの作品はこちら https://agoodview.jp/collections/yusuke-yonezu  

    米津祐介さんから母の日のプレゼントにぴったりの新作が届きました。

    米津祐介さんが描く、やさしさあふれる花束のアートポスターは、母の日の贈り物にもぴったり。感謝や愛を込めた花言葉と、あたたかなタッチが心に残る一枚です。 生花のように日々を彩りながら、枯れることなく、いつまでも飾って楽しめる特別なプレゼントになることでしょう。   「バラのブーケ」 さまざまなピンクの花々が咲きほこる、華やかで上品なブーケ。赤や白のバラを中心にあしらい、全体にあたたかな彩りを添えています。バラの花言葉は「愛」「感謝」「幸せな家庭」。   「ガーベラのブーケ」 赤や白、黄色にピンク──鮮やかなガーベラがぎゅっと束ねられた、明るく華やかなブーケ。花言葉は「希望」「前向き」「感謝」など、ポジティブな想いがたくさん詰まっています。       米津祐介 / Yusuke Yonezu2005年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展への入選をきっかけに絵本作家として活動を始める。以後、多くの絵本を創作し、アジアやヨーロッパ、アメリカなど、世界中で出版されている。また、国内ではステーショナリーグッズを展開するなど、イラストレーターとしても活躍の場を広げている。   米津さんの作品はこちら https://agoodview.jp/collections/yusuke-yonezu  

  • 春を彩るチューリップのアートと絶景スポット

    春を彩るチューリップのアートと絶景スポット

    春といえば、桜や藤と並んで忘れてはならない花がチューリップ。その鮮やかな色彩と多様な形は、見る人の心を温かく包み込む魅力があります。今回はこれからが見頃のチューリップについてお話しします。 チューリップと言えば「花の国オランダ」と呼ばれるほど、オランダは国花でもあるチューリップの栽培と輸出で世界的に有名です。元々の原産は中央アジアの山岳地帯でしたが、16世紀にトルコ系のオスマン帝国を経てヨーロッパに伝わり、気候や土壌が日当たりと水はけを好むチューリップの生育に最適だったオランダで大規模な栽培が始まりました。チューリップは一時、投資対象として価値が高騰し、「チューリップ・バブル」と呼ばれる時代を生むほどだったそうです。ちなみにトルコの国花もチューリップで、単なる花以上の重要な文化的財産として国民に愛されています。 日本にチューリップが初めて伝わったのは1863年(江戸時代)だと言われています。幕府の使節がフランスから持ち帰ったのが始まりで、大正時代になると国内での球根栽培が本格化。今では富山県と新潟県を筆頭に全国各地で栽培され、春の風物詩として親しまれています。 日本でも、多くの美しいチューリップの名所が訪れる人々を魅了しています。以下の鑑賞スポットは、旅行情報誌『じゃらん』の「チューリップ絶景ランキング2024年」より引用しました。   1位:ハウステンボス【長崎県】 春の「ハウステンボス」には約100万本のチューリップが咲き誇り、ヨーロッパの街並みを色鮮やかに彩ります。中にはピンクと白がキュートな「ハウステンボス」と名の付くチューリップもあるのだそう。   2位:山中湖 花の都公園【山梨県】 「花の都公園」は、富士山にいちばん近い湖のほとり、標高1,000mの高原にあり、季節の花々が咲き誇ります。中でも「花畑・農園エリア」では、春になると約13万本のチューリップが咲き、雄大な富士山を背景に鮮やかな絶景が広がります。   3位:あさひ舟川「春の四重奏」【富山県】 舟川の両岸1.2㎞に桜が咲く時期、地元の農家さんが植えた極早生のチューリップも花開き、菜の花と相まって、彩り豊かで可憐な景色を描きます。   4位:なばなの里【三重県】 「なばなの里」は、四季折々の景色が楽しめる花と緑と食のテーマパーク。日本最大級の1万3000坪の広大な花ひろばをキャンバスに見立て、大きなウェーブを描くように赤・白・黄色など種類も豊富なチューリップが植えられています。   5位:ハイジの村【山梨県】 八ヶ岳や南アルプスを見渡す敷地に、春は花壇を埋め尽くす約25万球ものチューリップが咲き、色鮮やかなじゅうたんのように辺り一面を春色に染めます。園内にはアニメの世界観を再現した大ジオラマや、アルムの山小屋など見どころも満載です。   6位:国営ひたち海浜公園【茨城県】 季節ごとにさまざまな植物と出会える「国営ひたち海浜公園」。春のネモフィラブルーが広く知られていますが、園内にある「たまごの森フラワーガーデン」は鮮やかなチューリップで溢れ、色とりどりで形も多彩な花たちが目を楽しませてくれます。   7位:佐倉ふるさと広場【千葉県】 「佐倉ふるさと広場」は、周辺に印旛沼や美しい田園風景が広がる自然豊かな公園です。四季折々の花が楽しめる広場では、本格的なオランダ風車を背景に、春になると約100品種70万本のチューリップがカラフルに花開きます。   8位:世羅高原農場【広島県】 6.5haの緩やかな丘陵地に200品種約75万本のチューリップが咲き誇り、花畑一面がカラフルな色彩で溢れます。その年のテーマに合わせて約20万本のチューリップで描く花絵は見応え十分。   9位:あけぼの山農業公園【千葉県】...

    春を彩るチューリップのアートと絶景スポット

    春といえば、桜や藤と並んで忘れてはならない花がチューリップ。その鮮やかな色彩と多様な形は、見る人の心を温かく包み込む魅力があります。今回はこれからが見頃のチューリップについてお話しします。 チューリップと言えば「花の国オランダ」と呼ばれるほど、オランダは国花でもあるチューリップの栽培と輸出で世界的に有名です。元々の原産は中央アジアの山岳地帯でしたが、16世紀にトルコ系のオスマン帝国を経てヨーロッパに伝わり、気候や土壌が日当たりと水はけを好むチューリップの生育に最適だったオランダで大規模な栽培が始まりました。チューリップは一時、投資対象として価値が高騰し、「チューリップ・バブル」と呼ばれる時代を生むほどだったそうです。ちなみにトルコの国花もチューリップで、単なる花以上の重要な文化的財産として国民に愛されています。 日本にチューリップが初めて伝わったのは1863年(江戸時代)だと言われています。幕府の使節がフランスから持ち帰ったのが始まりで、大正時代になると国内での球根栽培が本格化。今では富山県と新潟県を筆頭に全国各地で栽培され、春の風物詩として親しまれています。 日本でも、多くの美しいチューリップの名所が訪れる人々を魅了しています。以下の鑑賞スポットは、旅行情報誌『じゃらん』の「チューリップ絶景ランキング2024年」より引用しました。   1位:ハウステンボス【長崎県】 春の「ハウステンボス」には約100万本のチューリップが咲き誇り、ヨーロッパの街並みを色鮮やかに彩ります。中にはピンクと白がキュートな「ハウステンボス」と名の付くチューリップもあるのだそう。   2位:山中湖 花の都公園【山梨県】 「花の都公園」は、富士山にいちばん近い湖のほとり、標高1,000mの高原にあり、季節の花々が咲き誇ります。中でも「花畑・農園エリア」では、春になると約13万本のチューリップが咲き、雄大な富士山を背景に鮮やかな絶景が広がります。   3位:あさひ舟川「春の四重奏」【富山県】 舟川の両岸1.2㎞に桜が咲く時期、地元の農家さんが植えた極早生のチューリップも花開き、菜の花と相まって、彩り豊かで可憐な景色を描きます。   4位:なばなの里【三重県】 「なばなの里」は、四季折々の景色が楽しめる花と緑と食のテーマパーク。日本最大級の1万3000坪の広大な花ひろばをキャンバスに見立て、大きなウェーブを描くように赤・白・黄色など種類も豊富なチューリップが植えられています。   5位:ハイジの村【山梨県】 八ヶ岳や南アルプスを見渡す敷地に、春は花壇を埋め尽くす約25万球ものチューリップが咲き、色鮮やかなじゅうたんのように辺り一面を春色に染めます。園内にはアニメの世界観を再現した大ジオラマや、アルムの山小屋など見どころも満載です。   6位:国営ひたち海浜公園【茨城県】 季節ごとにさまざまな植物と出会える「国営ひたち海浜公園」。春のネモフィラブルーが広く知られていますが、園内にある「たまごの森フラワーガーデン」は鮮やかなチューリップで溢れ、色とりどりで形も多彩な花たちが目を楽しませてくれます。   7位:佐倉ふるさと広場【千葉県】 「佐倉ふるさと広場」は、周辺に印旛沼や美しい田園風景が広がる自然豊かな公園です。四季折々の花が楽しめる広場では、本格的なオランダ風車を背景に、春になると約100品種70万本のチューリップがカラフルに花開きます。   8位:世羅高原農場【広島県】 6.5haの緩やかな丘陵地に200品種約75万本のチューリップが咲き誇り、花畑一面がカラフルな色彩で溢れます。その年のテーマに合わせて約20万本のチューリップで描く花絵は見応え十分。   9位:あけぼの山農業公園【千葉県】...

  • 癒しの風景画について語ります。

    癒しの風景画について語ります。

    画像は大川奈々子さんの「やさしい朝」   風景画についてお話しましょう。 個人的な話。自宅には抽象画や動物画、植物画、静物画など、さまざまなジャンルのアートを飾っているのですが、最近は特に風景画に心惹かれることが多くなりました。眺めていると、どこかほっとするような穏やかな空気が伝わってきて、自然と気持ちが落ち着いていくのを感じます。 そもそも風景画とは、作家がその瞬間に感じた空気や光を切り取り、キャンバスに封じ込めたもの。私たちはその作品を通じて、遠くの国の自然や見知らぬ街並みへと旅をするような感覚を味わうことができます。描かれた風景が自分の知らない場所であっても、記憶にある景色と重ね合わせることで、かつて訪れた場所の空気を思い出したり、新たな感情が生まれたりすることもありますよね。 例えば、シンプルな海の絵を眺めていると、ある時は茅ヶ崎や三浦の海が思い浮かび、また別の時には、訪れたことのないバルセロナのビーチを想像することもあります。同じ風景を描いた作品であっても、作家によって構図や色使い、技法、タッチが異なり、それぞれが異なる世界観を見せてくれるのも、風景画の魅力のひとつです。 現在(2025年3月某日)当店で取り扱い中の風景画から、作家さんごとに私が特に心惹かれた作品を一枚ずつ選んでみました。もちろん、選ぶ作品は人それぞれの好みで大きく異なると思いますので、あくまで私の個人的な意見として受け取っていただければ幸いです。 ぜひ、全ての作品をご覧になりながら、あなた自身のお気に入りの一枚を見つけてみてください。それぞれの作品があなたの心にどのような旅や記憶をもたらしてくれるのか、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。   紙野夏紀さんの「DEPARTURE」 紙野さんの作品一覧はこちらから   谷口正直さんの「花浅葱の1100」 谷口さんの作品一覧はこちらから   かのあさんの「小さいお家と羊たち」 かのあさんの作品一覧はこちらから   大川奈々子さんの作品一覧はこちらから     風景画は、森や海、山といった自然の情景を描くことで、鑑賞者にまるでその場にいるかのような感覚を呼び起こさせ、心を穏やかにしてくれます。特に都会で暮らす人にとっては、自然の風景に触れることで気持ちが和らぎ、リフレッシュにつながるでしょう。また、多くの風景画には遠近法が用いられ、奥行きのある構図が空間の広がりを感じさせます。たとえ限られたスペースでも、まるで窓の外に風景が広がっているかのような開放感をもたらし、視覚的なストレスを和らげる効果もあるんですよ。まさに「a good view = いい眺め」ですね。        

    癒しの風景画について語ります。

    画像は大川奈々子さんの「やさしい朝」   風景画についてお話しましょう。 個人的な話。自宅には抽象画や動物画、植物画、静物画など、さまざまなジャンルのアートを飾っているのですが、最近は特に風景画に心惹かれることが多くなりました。眺めていると、どこかほっとするような穏やかな空気が伝わってきて、自然と気持ちが落ち着いていくのを感じます。 そもそも風景画とは、作家がその瞬間に感じた空気や光を切り取り、キャンバスに封じ込めたもの。私たちはその作品を通じて、遠くの国の自然や見知らぬ街並みへと旅をするような感覚を味わうことができます。描かれた風景が自分の知らない場所であっても、記憶にある景色と重ね合わせることで、かつて訪れた場所の空気を思い出したり、新たな感情が生まれたりすることもありますよね。 例えば、シンプルな海の絵を眺めていると、ある時は茅ヶ崎や三浦の海が思い浮かび、また別の時には、訪れたことのないバルセロナのビーチを想像することもあります。同じ風景を描いた作品であっても、作家によって構図や色使い、技法、タッチが異なり、それぞれが異なる世界観を見せてくれるのも、風景画の魅力のひとつです。 現在(2025年3月某日)当店で取り扱い中の風景画から、作家さんごとに私が特に心惹かれた作品を一枚ずつ選んでみました。もちろん、選ぶ作品は人それぞれの好みで大きく異なると思いますので、あくまで私の個人的な意見として受け取っていただければ幸いです。 ぜひ、全ての作品をご覧になりながら、あなた自身のお気に入りの一枚を見つけてみてください。それぞれの作品があなたの心にどのような旅や記憶をもたらしてくれるのか、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。   紙野夏紀さんの「DEPARTURE」 紙野さんの作品一覧はこちらから   谷口正直さんの「花浅葱の1100」 谷口さんの作品一覧はこちらから   かのあさんの「小さいお家と羊たち」 かのあさんの作品一覧はこちらから   大川奈々子さんの作品一覧はこちらから     風景画は、森や海、山といった自然の情景を描くことで、鑑賞者にまるでその場にいるかのような感覚を呼び起こさせ、心を穏やかにしてくれます。特に都会で暮らす人にとっては、自然の風景に触れることで気持ちが和らぎ、リフレッシュにつながるでしょう。また、多くの風景画には遠近法が用いられ、奥行きのある構図が空間の広がりを感じさせます。たとえ限られたスペースでも、まるで窓の外に風景が広がっているかのような開放感をもたらし、視覚的なストレスを和らげる効果もあるんですよ。まさに「a good view = いい眺め」ですね。        

  • 大阪の門真市にあるアンジェ ラヴィサントららぽーと門真店さまで、 a good view のpop-upイベントを開催中です。

    大阪の門真市にあるアンジェ ラヴィサントららぽーと門真店さまで、 a good view のp...

    アンジェ ラヴィサントさんはインテリアやアパレル、キッチン雑貨、食品、ステーショナリーを扱うお店。 日本・北欧などを中心に世界中から集めた選りすぐりの商品が、広々とした居心地よい空間に並んでいます。 春の訪れとともに、お花見にもぴったりのこの機会に、ぜひお立ち寄りください。   店舗住所:大阪府門真市松生町1-11ららぽーと門真1階 TEL:06-6916-3600開催期間:3/14(金)~4/20(日)営業時間:10:00~21:00https://www.angers.jp/shoplist/angers-kadoma/   ららぽーと門真公式サイトはこちらhttps://mitsui-shopping-park.com/lalaport/kadoma/   門真市の桜の名所はこちらhttps://www.city.kadoma.osaka.jp/soshiki/kikakuzaisei/5/15149.html    

    大阪の門真市にあるアンジェ ラヴィサントららぽーと門真店さまで、 a good view のp...

    アンジェ ラヴィサントさんはインテリアやアパレル、キッチン雑貨、食品、ステーショナリーを扱うお店。 日本・北欧などを中心に世界中から集めた選りすぐりの商品が、広々とした居心地よい空間に並んでいます。 春の訪れとともに、お花見にもぴったりのこの機会に、ぜひお立ち寄りください。   店舗住所:大阪府門真市松生町1-11ららぽーと門真1階 TEL:06-6916-3600開催期間:3/14(金)~4/20(日)営業時間:10:00~21:00https://www.angers.jp/shoplist/angers-kadoma/   ららぽーと門真公式サイトはこちらhttps://mitsui-shopping-park.com/lalaport/kadoma/   門真市の桜の名所はこちらhttps://www.city.kadoma.osaka.jp/soshiki/kikakuzaisei/5/15149.html    

  • 木版画家の大川菜々子さんから、描き下ろしの5作品が入荷!

    木版画家の大川菜々子さんから、描き下ろしの5作品が入荷!

    画像は大川菜々子さんの動物を描いた木版画   香川県小豆島出身の木版画家・イラストレーター、大川菜々子さんが、当店のために新作の風景画5点を描き下ろしてくださいました。どの風景にも大川さんならではの視点が息づき、穏やかな佇まいが漂う作品が揃っています。 皆さんの心の中にある風景と重ね合わせてご鑑賞ください。     「やさしい朝」 日の出の反射で黄金色に染まる朝の海を描いた作品。海を照らす太陽の光(サンロード)が神々しくも優しく、観るものを包んでくれます。   「朝の待ちあわせ」 山の麓から眺めた、オパールグリーンの空に漂う千切れ雲が印象的な作品。朝の始まりを感じさせてくれますね。   「昼のはじまり」 縹色の海を渡る遊覧船はどこに向かうのでしょう。お昼時のゆったりとした時間の流れを感じる作品。   「昼間のよりみち」 振り幅のあるグレイッシュなワントーンで描かれた風景画。連なる山々の奥に見えるのはリゾートホテルでしょうか。   「ちいさな夜」 連なる山を背景に、消灯したままの灯台と青緑の空に鮮やかに輝く満月、海面に揺らぐ月明かり。全てが絶妙なバランスで配置されています。     高校時代、大川さんは香川県美術展覧会(県展)の洋画部門において、高校生として初の知事賞を受賞し、その才能を早くから高く評価されました。現在は木版画家として活動する傍ら、切り絵やデジタル技法を取り入れた作品制作も手がけています。挑戦を重ね、常に前進し続ける大川さんの活躍にご期待ください。   大川菜々子 / Nanako Okawa香川県小豆島出身。武蔵野美術大学大学院版画コースを修了。伝統的な技法を現代的な感性で表現する木版画作家。日常の何気ない物事や風景を、柔らかく曖昧な色使いで温かみのある作品として描き出す。主に都内のギャラリーを拠点に個展やグループ展を開催し、定期的に作品を発表している。   大川さんの作品はこちら...

    木版画家の大川菜々子さんから、描き下ろしの5作品が入荷!

    画像は大川菜々子さんの動物を描いた木版画   香川県小豆島出身の木版画家・イラストレーター、大川菜々子さんが、当店のために新作の風景画5点を描き下ろしてくださいました。どの風景にも大川さんならではの視点が息づき、穏やかな佇まいが漂う作品が揃っています。 皆さんの心の中にある風景と重ね合わせてご鑑賞ください。     「やさしい朝」 日の出の反射で黄金色に染まる朝の海を描いた作品。海を照らす太陽の光(サンロード)が神々しくも優しく、観るものを包んでくれます。   「朝の待ちあわせ」 山の麓から眺めた、オパールグリーンの空に漂う千切れ雲が印象的な作品。朝の始まりを感じさせてくれますね。   「昼のはじまり」 縹色の海を渡る遊覧船はどこに向かうのでしょう。お昼時のゆったりとした時間の流れを感じる作品。   「昼間のよりみち」 振り幅のあるグレイッシュなワントーンで描かれた風景画。連なる山々の奥に見えるのはリゾートホテルでしょうか。   「ちいさな夜」 連なる山を背景に、消灯したままの灯台と青緑の空に鮮やかに輝く満月、海面に揺らぐ月明かり。全てが絶妙なバランスで配置されています。     高校時代、大川さんは香川県美術展覧会(県展)の洋画部門において、高校生として初の知事賞を受賞し、その才能を早くから高く評価されました。現在は木版画家として活動する傍ら、切り絵やデジタル技法を取り入れた作品制作も手がけています。挑戦を重ね、常に前進し続ける大川さんの活躍にご期待ください。   大川菜々子 / Nanako Okawa香川県小豆島出身。武蔵野美術大学大学院版画コースを修了。伝統的な技法を現代的な感性で表現する木版画作家。日常の何気ない物事や風景を、柔らかく曖昧な色使いで温かみのある作品として描き出す。主に都内のギャラリーを拠点に個展やグループ展を開催し、定期的に作品を発表している。   大川さんの作品はこちら...

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