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景色やグリーンに癒されるように、アートを眺めてリラックスする。そんな素敵な日常のお役に立てれば幸いです。
わたしたちがご提供するアートが、あなたにとっての「いい眺め」でありますように。
わたしたちの生活に彩りや癒しを与えてくれるアートポスターを、美しく印象的に飾るアイデアをご紹介します。ぜひご活用ください。
米津祐介さんから人気の動物アートが届きました。 ぽってりとしたフォルムに、どこか不器用な線。まるで子どものお絵かきのようでいて、見るほどに心がほどけていく——そんな魅力をもつこぶたのアートです。気取らず、まっすぐに。ふと目が合うたび、心に静かなぬくもりが広がります。 「ぶた」 ちょこんと座ったこぶたが、つぶらな瞳でじっとこちらを見つめる姿が愛らしい一枚。ざらっとした質感と、温もりのあるピンク色が、素朴であたたかな雰囲気を演出しています。見る人の心をやさしくほどく、シンプルだけど忘れがたい作品です。 レザーソファが醸し出す大人の空間に、あえてこんなアートを合わせてみる。そんなミスマッチを愉しむのも、粋な演出ですね。 さて、これから3回にわたって米津さんの新作が入荷します。どれもお部屋に飾るだけで、日常にほんのり笑顔が生まれるような動物アートです。どうぞお楽しみに! 米津祐介 / Yusuke Yonezu2005年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展への入選をきっかけに絵本作家として活動を始める。以後、多くの絵本を創作し、アジアやヨーロッパ、アメリカなど、世界中で出版されている。また、国内ではステーショナリーグッズを展開するなど、イラストレーターとしても活躍の場を広げている。
「やっぱり本物がいいよね」「ポスターじゃなんとなく物足りない」 アートの話をしていると、そんな声を聞くことがあります。たしかに、原画には独特の力があります。けれど、ポスターにはポスターならではの楽しみ方があり、それは決して代用品とは言えないものです。 このコラムでは、原画とポスター、それぞれの魅力に目を向けてみようと思います。どちらかを選ばなければいけないわけではなく、ただちがう形の「アートとの付き合い方」があるということ。 そんなふうに読んでもらえたらうれしいです。 原画の魅力 ―― “たった一つ”が持つ力 原画には、特別な存在感があります。絵の具の重なり、紙やキャンバスの質感、描いた人の息づかいのようなものまで伝わってくるような感覚。美術館やギャラリーで原画を前にすると、時間が止まったような、静かな緊張を覚えることもあります。 また、原画は「その一枚だけ」という希少性も大きな魅力です。手元で向き合い、守り、時間をかけてじっくりと愛でることができる。気に入った作品を長くそばに置きたい人にとっては、とても深い満足感を与えてくれるものかもしれません。 ポスターの魅力 ―― “着せ替え”できるアートの身軽さ ポスターは、もっと軽やかです。たとえば額縁を一つ用意すれば、中身だけを差し替えることで気分や季節に合わせて部屋の雰囲気を変えられる。服を着替えるように、アートも日々の中で自由に楽しむ。そんな気軽さが、ポスターのいちばんの良さかもしれません。 価格も、ポスターなら比較的手に取りやすいものが多く、試してみたい気持ちに素直になれるのもいいところ。複数枚を組み合わせてコーディネートする場合でも、取り入れやすく、自由な発想で空間づくりを楽しめます。 原画とポスター、それぞれの魅力を一緒に ちなみに、原画とポスターを一緒に飾るというのもおすすめです。原画に、気分で差し替えられるポスターを添えることで、空間に動きやリズムが生まれます。「一点もの」と「気分で選び直せるもの」、それぞれのちがいを意識しながら並べてみると、互いの魅力が引き立ち合うような感覚もあります。 たとえば玄関に原画、リビングにポスター。あるいは小さなポスターを複数飾って、その中に一枚だけ原画を混ぜる。組み合わせ方も、自由です。 アートとどう付き合いたいか 原画には、ずっと共にある存在として寄り添うような重みがあり、ポスターには、変化を愉しむ柔らかさがあります。空間やライフスタイル、そのときどきの気分によって、選ぶものが変わっていくのも、自然なことです。 基準になるのは、「原画かポスターか」ではなく、「自分にとって心地よいかどうか」なのかもしれません。 原画とポスター、どちらにも力を注いだアーティストたち 原画だけでなく、ポスターや版画といった複製可能なメディアにも積極的に取り組んだアーティストたちは、表現の幅を広げ、多くの人にアートを届けてきました。 キース・ヘリング(Keith Haring)「アートはみんなのために」を信条とし、地下鉄構内の広告板にチョークで描いた「サブウェイ・ドローイング」など、公共の場でのアート活動を展開しました。彼の作品は、ポスターやTシャツなどのプロダクトとしても広く展開され、多くの人々にアートを届ける手段となっています。🔗 https://www.nakamura-haring.com/...
画像は一栁綾乃さんの「COREOPSIS」 当店で発売以来ご好評いただいているアート「COREOPSIS」。実はこの季節、まさにそのモデルとなった植物が見頃を迎えます。今回のコラムでは、眺めるだけで癒され、元気までくれる素敵な花「コレオプシス」の魅力をご紹介します。 コレオプシスの特徴と魅力 コレオプシス(Coreopsis)は、キク科の多年草で、鮮やかな黄色やオレンジ色の花を咲かせるのが特徴。和名では「ハルシャギク(波斯菊)」や「キンケイギク(金鶏菊)」と呼ばれ、風に揺れる軽やかな姿が、夏の庭や公園を彩ります。 また、花言葉には「夏の思い出」「上機嫌」「陽気」などがありますが、太陽の光を浴びて咲く明るい色合いや、楽しげな雰囲気に由来してるそうです。 歴史と由来 学名はギリシャ語の「koris(虫)」と「opsis(似ている)」に由来し、種の形がカメムシに少し似ていることから名付けられたと言われています。原産地は北アメリカで、18世紀にヨーロッパへ伝わり、園芸植物として広まりました。日本には江戸時代末期に渡来し、現在では野生化しているものも見られます。 ちなみに、アメリカ先住民のあいだでは、コレオプシスの花を乾燥させてお茶のように煎じて飲んでいたという記録があります。特に「コレオプシス・ティンクトリア」という種は、ほんのり甘く、まるで太陽を閉じ込めたような明るさとともに、心を落ち着かせる薬草として親しまれていたそうです。 開花時期と見どころ 開花時期は5月から10月頃までと長く、初夏から秋にかけて楽しめます。暑さに強いので、庭園や公園の花壇などでもよく見かけますね。 コレオプシスを楽しめるおすすめスポットをご紹介します。 ※年によって植栽状況が異なるため、訪問前に各施設の最新情報をご確認ください。 ● 神代植物公園(東京都調布市)都内最大級の植物公園。6月前後の花壇には夏の草花が咲きそろい、キク科の植物が多数見られます。コレオプシスが植えられる年もあります。 ● 国営昭和記念公園(東京都立川市)広大な敷地を季節の花々が彩り、夏の花壇ではコレオプシスが咲くことも。公式の「花だより」で開花情報を確認するのがおすすめです。 ● 葛西臨海公園(東京都江戸川区)芝生広場と草花の植栽エリアが魅力。夏にはコレオプシスを含む明るい草花が登場することもあります。 ● 小石川植物園(東京都文京区)東京大学附属の植物園で、園芸植物の分類や歴史に触れられる場所。コレオプシスを含むキク科植物を観察できる年もあります。 ● 新宿御苑(東京都新宿区)洋風庭園や広い花壇に四季の花が咲き誇ります。キク科の夏花の中にコレオプシスが見られることも。 ● 日比谷公園(東京都千代田区)都心にありながら花壇やバラ園が整備され、コレオプシスのような草花が夏に登場する可能性も。 ...
画像は貴真さんの「23 DEC 17 フレーム50+額装マット付き」 近年、インテリアにアートを取り入れる方が増えていますが、なかでも特に人気を集めているのが抽象画です。その理由のひとつは、抽象画ならではの“自由な表現”にあるようです。具体的なモチーフを持たない抽象画は、見る人の感じ方によって印象が変わるため、空間に個性や余白を与える存在として親しまれているのかもしれません。また、テイストを選ばずどんなスタイルのインテリアにも自然となじみやすい点も、多くの人に選ばれている理由のひとつと言えるでしょう。 1. 抽象画がインテリアにもたらす効果 抽象画は、形や色の組み合わせによって空間にリズムや奥行きを生み出します。例えば、曲線を多く含む作品は柔らかな印象を与え、直線的なデザインのものはシャープでモダンな雰囲気を演出します。さらに、具体的なモチーフがないため、見る人の想像力をかき立て、空間にストーリー性や奥行きをもたらすことも特徴の一つです。 2. 抽象画の選び方 抽象画をインテリアに取り入れる際には、以下のポイントを意識するとよいでしょう。 ● 色の調和:部屋の色の組み合わせ(壁や家具、カーテンなどの主要な色)と統一感のある作品を選ぶと、まとまりのある空間が生まれます。 ● サイズのバランス:大きな壁には存在感のある大きめの作品を、狭いスペースには小さめの作品を飾ると調和がとれます。 ● 配置の工夫:一枚の大きな作品を主役にするのか、小さな作品を複数並べて壁をアートギャラリーのように演出するのかによって、空間の印象が大きく変わります。 3. インテリアとの調和とおすすめの抽象画 抽象画を飾る際に重要なのは、空間全体との調和です。インテリアのスタイルに合わせて適した作品を選ぶことで、より魅力的な空間を演出できます。 ナチュラルなインテリア(木の質感や温かみのある空間) ● 柔らかい曲線や有機的な形を取り入れたデザイン● アースカラーやパステルカラーを基調とした作品● 水彩のようなぼんやりとした優しい雰囲気のもの ...
フレックスギャラリー岡山店さまにて、 5/17(土)~6/15(日)までの期間限定で、a good view のポップアップショップがオープンします。 フレックスギャラリー岡山店は、岡山市北区田中に位置する、暮らしを彩る雑貨とインテリアのセレクトショップです。アクセサリー、ファッション、キッチン、フレグランス、植物、自転車など幅広いテイストの雑貨を取り揃え、家具はカリモク60、momonaturalなどを展開。キッズスペースも新設され、お子様連れのご家族にも安心してお買い物を楽しんでいただけます。隣には自家焙煎コーヒー豆の販売を行っているBESSO COFFEEもありますので、ご家族で寛ぎながらライフスタイルグッズを眺めて過ごせる人気のショップです。 フレックスギャラリー岡山店 店舗住所:〒 700-0951 岡山県岡山市北区田中119-101開催期間:5/17(土)~6/15(日)営業時間:11:00~19:00(火曜定休)電話番号:086-246-8158駐車場:60台分完備公式サイト:https://www.flex-g.com/shop.html 併設カフェ:BESSO COFFEEフレックスギャラリー店
大阪府吹田市のアンジェ ラヴィサント ららぽーとEXPOCITY店さまにて、 5/10(土)~6/8(日)までの期間限定で、a good view のポップアップショップがオープン中です。 「アンジェ ラヴィサント ららぽーとEXPOCITY店」は、大阪府吹田市の大型商業施設「ららぽーとEXPOCITY」内に位置するライフスタイル雑貨店です。「上質な暮らし、美しいデザイン」をテーマに、日本や北欧を中心とした世界各国の文房具、キッチン用品、服飾雑貨、書籍などを独自の視点でセレクトし、日常生活を豊かに彩るアイテムを提案しています。 日常にちょっとした特別感を加えたい方や、大切な人への贈り物を探している方におすすめのショップです。ぜひ一度足を運んでみてください。 アンジェ ラヴィサント ららぽーとEXPOCITY店 店舗住所:〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園2-1 ららぽーとEXPOCITY オレンジサイド2F開催期間: 5/10(土)~6/8(日)営業時間:10:00~21:00(年中無休)電話番号:06-4864-8400アクセス:大阪モノレール「万博記念公園駅」より徒歩約5分公式サイト:https://www.angers.jp/shoplist/angers-expo/
画像は青山佳世さんの「PLANTSフレーム50」 「静物画」と聞くと、「動かないモノの絵」といった印象を持つ方が多いのではないでしょうか。実は、それで正解です。意外とシンプルでしたね(笑)。 英語では「スティルライフ(Still Life)」と呼ばれ、「静かな生命」や「動かぬ存在の美しさ」を表現した絵画ジャンルとして知られています。 ところで、静物画と似たテーマの作品として、「植物画」や「室内画」もあります。名前は似ていても、そこにはそれぞれ異なる視点や役割があるのです。ここでは、これら3つのジャンルのちがいについてご紹介していきます。 左から「静物画」>「植物画」>「室内画」 いずれもAIで作成 1. 静物画と植物画の違い 静物画には、花や果物といった植物がよく登場します。そのため、植物画(ボタニカルアート)と混同されることもありますが、両者には明確な違いがあります。 植物画は、植物の形や構造を細かく描写し、学術的な記録や観察の成果としての役割が強いもの。一方、静物画は、構図や光、質感、そしてそこに込められた意味など、芸術としての表現に重きが置かれます。 たとえば、17世紀オランダの静物画では、花瓶に活けた花や熟した果物がよく描かれました。ただし、それらは単なる“記録”ではなく、花の枯れゆく姿に人生の儚さを重ねるなど、象徴的な意味が込められていたりもします。 では、ゴッホの《ひまわり》はどちらでしょうか? じつは、一般的には静物画として分類されます。描かれているのは植物ですが、その目的が「観察記録」ではなく、感情や表現を追求する芸術作品だからです。 画像は米津祐介さんの「チューリップ フレーム50」 2. 静物画と室内画の違い つづいて、静物画と室内画のちがいについて。 どちらも室内を舞台にしているため、共通点が多いように感じられます。ですが、室内画(インテリア・ペインティング)は、空間そのものを描くことが主な目的です。家具の配置や光の入り方、人の気配を感じさせる構図など、暮らしの“場”の雰囲気を伝えようとします。 一方で静物画は、特定のモノに視点をぐっと寄せて、その存在の美しさや象徴性を描くことが特徴です。小さな物体に宿る時間や空気、物語に耳を澄ますような感覚と言ってもいいかもしれません。 画像は栗原あきさんの「VENTILATION(ヴェンティレーション)フレーム50」 植物画は科学的なまなざしで、室内画は暮らしの空気感を、そして静物画は、そこにある“モノ”の存在そのものを見つめる絵。 違いを知って眺めると、今まで見過ごしていた作品の表情や意味が、不意に心に届くこともあるでしょう。 ちなみに当店では、分類としては静物画にあたる作品でも、植物が主役であれば植物画としても掲載しています。カテゴリーはあくまで検索のためのものであって、楽しみ方を制限するものではありません。...
深い藍から、ターコイズ、エメラルド、そして暖かな橙と朱色へと移ろう色彩は、まるで一日の始まりや終わりの空のよう。水平に広がる色の帯が穏やかなリズムを生み、眺める者の心を静かに整えてくれます。 抽象でありながらも、どこか風景を思わせる構成は、観る人それぞれに異なる情景や感情を呼び起こすことでしょう。空間に自然なぬくもりと深みを与える、静かで力強いアートです。 貴真 / Kishin 感情や思想を荒々しく押し付けたりすることなく、ふと深呼吸をするように心をリセットできるような、静かで包容力のある作品を創作するアーティスト。個展の開催などを通して、鑑賞者の感性を問うような触媒性の高い作品を発信しながら、平面作品/塑像作品などの制作を淡々と続けている。
画像は井上陽子さんの 2019-152 フレーム50+額装マット付き 例えば、無機質な壁に小さなアートを1枚加えるだけで、部屋の印象が大きく変わることがあります。自分の好きなアートを飾るのが一番ですが、「いつもと違う雰囲気にしたい」と感じたときは、色に注目して選んでみてはいかがでしょうか。 色彩心理学の研究によれば、色は人の心や体に影響を与えることがあるとされています。ただし、その感じ方は人によって異なり、環境や文化、個人の経験によっても変わるため、「こうすれば必ずこうなる」とは限りません。それでも、ポスター1枚で空間の雰囲気が変わるなら、気軽に試してみる価値はあるはずです。 ここでは、代表的な色がもたらす心理的・身体的な効果と、白い壁と組み合わせたときの印象について、わかりやすくご紹介します。 画像は貴真さんの16 MAY 18 ■ 赤 RED 心理的効果赤は情熱やエネルギーを象徴する色で、見る人に活気や刺激を与えると言われています。アートに取り入れると、空間に勢いとダイナミズムを加える効果が期待できます。 生理的側面一部の研究では、赤を見ることで心拍数が上がったり、覚醒度が増す可能性が示唆されています(Elliot & Maier, 2014)。ただし、こうした変化は微細で一時的なものであり、医学的に確立された効果とは言えません。実際のところ、個人差が大きく、明確な作用として断定することは難しいのが現状です。 白背景の場合白い壁に赤はよく映え、強い印象を与えます。ただし背景が明るいため、過剰な刺激にはならず、バランスが取れた印象になります。 画像は紙野夏紀さんのDEPARTURE(漕ぎ出す) ■ 青 BLUE 心理的効果青は落ち着きや安心感、信頼感を与える色として知られています。集中したい空間やリラックスしたい場所におすすめです。 生理的側面青は副交感神経を優位にし、リラックスを促す可能性があるとされています(Küller et al., 2009)。感情の鎮静化に寄与するとの報告もあり、穏やかな空間演出に向いています。 白背景の場合白と組み合わせると、青の清涼感が際立ち、爽やかでクリーンな印象になります。静けさや清潔感を大切にしたい空間におすすめです。 ...
画像はエリザ デフォッセ・菊池さんの作品 北欧デザインと聞くと、シンプルで洗練されたインテリアや雑貨を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。その中でも幾何学柄(主に数学的な図形を組み合わせた模様)は、北欧デザインの重要な要素のひとつ。では、なぜ北欧デザインには幾何学柄が多く取り入れられているのでしょうか? その答えを知るために、まずは北欧デザインの歴史を振り返ってみましょう。20世紀初頭にドイツで生まれた「バウハウス」の流れを汲み、北欧でもモダニズムのデザインが広がりました。モダニズムでは装飾をできるだけ省き、機能的で合理的なデザインを目指すため、幾何学的な形が多く取り入れられています。デンマークのデザイナー ヴェルナー・パントン(Verner Panton)は、カラフルで大胆な幾何学パターンを使ったデザインで知られ、彼の代表作「Panton Chair」は、曲線を活かしたモダンなデザインの象徴となっています。 北欧デザインは「機能美」の考え方と結びついており、見た目の美しさと使いやすさが共存するのが特徴です。無駄を省き、シンプルなデザインを追求する中で、直線や円、三角形などの幾何学的な形が自然と取り入れられるようになりました。スウェーデンのテキスタイルブランド アルメダール(Almedahls)は、シンプルな形を組み合わせたパターンを多く生み出しています。 幾何学柄と聞くとシャープでクールな印象を持つかもしれませんが、北欧デザインではやさしい色合いや手描き風のラインを活かし、温もりを感じるデザインに仕上げられています。スウェーデンのデザイナー スティグ・リンドベリ(Stig Lindberg) が手がけたテキスタイルには、丸みを帯びた幾何学模様が使われ、どこか遊び心を感じさせるものが多いです。 また幾何学柄は、単なるテキスタイルやインテリアだけでなく、アートの世界にも深く関わっています。幾何学的な形を用いた北欧アートは、ミニマルでありながらも視覚的に強い印象を与え、空間を引き締める役割を果たします。フィンランドのアーティスト ラルス・グンナー・ノルドストローム(Lars-Gunnar Nordström)やスウェーデンのオーレ・エクセル(Olle Eksell)のグラフィックデザインも、幾何学的な要素を活かしたアートとして高く評価されています。 北欧デザインは、森や湖、雪景色といった豊かな自然からインスピレーションを得ることが多く、幾何学柄の中にはこうした自然の要素を抽象化したデザインもたくさんあります。たとえば、フィンランドの有名なテキスタイルブランド マリメッコ(Marimekko)の「Kaivo(カイヴォ)」という柄は、水の波紋をモチーフにした幾何学パターンです。直線や曲線を使って、自然のリズムや動きを表現しているのが特徴です。 画像はマリメッコ(Marimekko)の「Kaivo(カイヴォ)」 そして、なんといっても幾何学柄の大きな魅力は、さまざまなインテリアスタイルに馴染みやすいこと。北欧家具の代表的なブランドである アルテック(Artek)やフリッツ・ハンセン(Fritz Hansen)の家具と組み合わせることで、空間にリズムを生み出し、シンプルながらも個性を感じさせるコーディネートが可能です。たとえば、幾何学柄のクッションやラグを取り入れることで、北欧らしい落ち着いた雰囲気を演出できます。 北欧デザインと幾何学柄は、機能美、自然とのつながり、モダニズムの影響など、さまざまな要素が組み合わさって生まれたもの。シンプルながらも、色や形の組み合わせ次第で個性を表現できるのが魅力です。アートや家具との相性もよく、空間をスタイリッシュにまとめる役割を果たします。もしインテリアに北欧デザインを取り入れたいなら、お気に入りの幾何学柄を探してみるのも楽しいかもしれません。a good view...
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