ハシモトヒロコさんの3作品は、余白と静けさを味方にした風景のシリーズです。雪原の足あと、海辺にほどける光、遠景の稜線。場面ごとにモチーフは異なりますが、どれも描き込みすぎず、必要な要素だけをそっと配置することで、見る人の記憶や感情が入り込む余地を残しています。並べて飾ると、季節と時間がゆるやかにつながり、部屋の空気まで澄んでいくように感じられます。

「光を受けて」ゆるやかな稜線が重なり、広い水面が空を受け止めます。点のきらめきが、時間の流れをやさしく可視化しているようです。


「あの木のところまで 」
まっさらな斜面に、足あとの列が静かに続きます。たったそれだけの要素なのに、歩いた時間や体温まで想像させるのがハシモトヒロコさんの魅力です。


「やさしさの余韻 」
水平線に開いた空と、水面にほどける光。岸のかたちを最小限に置くことで、波音まで聞こえてきそうな静けさが立ち上がります
ハシモトヒロコ / Hiroko Hashimoto
愛媛県出身、香川県在住の水彩画家。奈良芸術短期大学美術学科洋画コース卒業後、WEBデザイナーとしての経験を経て、2020年よりアーティスト活動を開始。水彩特有の滲みや透明感、色と色が干渉しあうことで偶発的に生まれる色の輪郭に魅了され、現在は地元を拠点に、個展を開きながら作品を発表している。
愛媛県出身、香川県在住の水彩画家。奈良芸術短期大学美術学科洋画コース卒業後、WEBデザイナーとしての経験を経て、2020年よりアーティスト活動を開始。水彩特有の滲みや透明感、色と色が干渉しあうことで偶発的に生まれる色の輪郭に魅了され、現在は地元を拠点に、個展を開きながら作品を発表している。
