エリザ デフォッセ・菊地さんの素敵な新作が届きました。(画像はブルー×ピンク)
作品名はフィンランド語で「生地」を意味する「kangas」カンガス。
織物の基本である糸の交差から生まれる新たな色と関係性を表現したアート。テキスタイルに携わるデザイナーさんだからこその発想ですね。
「ブルー×ピンク」と「グレイ×イエロー」の2配色。
どちらも一見北欧らしいミニマムなデザインでありながら、精緻な筆致と考え抜かれた構図が印象的な、エリザさんらしい作品です。
まるで節糸のようなランダムな太さの線とテクスチャーが、より一層テキスタイル感を表していますが、このような表現ができるのは絵だからこそ。実際の織物ではこう上手くはいきません。(画像はグレー×イエロー)
眺めるほどに引き込まれる逸品です。
エリザ デフォッセ・菊地(elisa defossez kikuchi)
ブリュッセルのラ・カンブル大学で工業デザインを、ヘルシンキのアールト大学でテキスタイルを学ぶ。デザイナーとしてエルメス社に勤務したのち、フィンランドと日本をベースに自然に触発された繊細な色や素材を通して、日常生活に温もりを感じさせるようなデザインに取り組んでいる。
※画像はヘルシンキにあるエリザさんのアトリエ