鮮やかな色味が美しい新作「CAMPSIS」と「LEMON」。花や葉を束ねた壁飾りを描いた作品「SWAG」。どれも一柳さんらしい筆致と構図が堪能できる逸品が揃いました。
画像は「CAMPSIS カンプシス」
カンプシスとは和名でノウゼンカズラ(凌霄花)と呼ばれる蔓性の多年生植物。古くから花の観賞用に植えられており、庭園、公園などに蔓の庭木として利用されています。水彩画ならではの透明感と色合い、スタイリッシュな構成が絶妙に調和した作品です。
画像は「LEMON レモン」
レモンは、ミカン科に属する常緑樹で、果実として広く利用される植物です。文字通りレモン色の果実とともに、厚みと光沢のある濃緑色の葉が、水彩画ならではのなめらかなタッチで描かれています。余白を活かした洗練された構成が印象的な作品です。
画像は「SWAG スワッグ」
花や葉を束ねた壁飾り、スワッグを描いた作品。控えめの色合いと少し左寄りのレイアウトが、見るものに洗練された印象を与えます。一柳さんならではのモダンな構成と筆致が絶妙に調和した作品です。
一栁綾乃 / ayano ichiyanagi
静岡県出身、在住。 グラフィックデザインを専攻し、絵描きとしての作家活動を開始。京都で伝統的な染色を学んだ後、「絵画を纏う」というテーマで布や服飾品を展開する。自然や植物をモチーフに、日々の暮らしの中から日記のように切り取って描かれた水彩画は、定期的に個展で発表されている。