春を彩るチューリップのアートと絶景スポット

春を彩るチューリップのアートと絶景スポット

春といえば、桜や藤と並んで忘れてはならない花がチューリップ。その鮮やかな色彩と多様な形は、見る人の心を温かく包み込む魅力があります。今回はこれからが見頃のチューリップについてお話しします。

チューリップと言えば「花の国オランダ」と呼ばれるほど、オランダは国花でもあるチューリップの栽培と輸出で世界的に有名です。元々の原産は中央アジアの山岳地帯でしたが、16世紀にトルコ系のオスマン帝国を経てヨーロッパに伝わり、気候や土壌が日当たりと水はけを好むチューリップの生育に最適だったオランダで大規模な栽培が始まりました。チューリップは一時、投資対象として価値が高騰し、「チューリップ・バブル」と呼ばれる時代を生むほどだったそうです。ちなみにトルコの国花もチューリップで、単なる花以上の重要な文化的財産として国民に愛されています。

日本にチューリップが初めて伝わったのは1863年(江戸時代)だと言われています。幕府の使節がフランスから持ち帰ったのが始まりで、大正時代になると国内での球根栽培が本格化。今では富山県と新潟県を筆頭に全国各地で栽培され、春の風物詩として親しまれています。

日本でも、多くの美しいチューリップの名所が訪れる人々を魅了しています。以下の鑑賞スポットは、旅行情報誌『じゃらん』の「チューリップ絶景ランキング2024年」より引用しました。

 

1位:ハウステンボス【長崎県】

春の「ハウステンボス」には約100万本のチューリップが咲き誇り、ヨーロッパの街並みを色鮮やかに彩ります。中にはピンクと白がキュートな「ハウステンボス」と名の付くチューリップもあるのだそう。

 

2位:山中湖 花の都公園【山梨県】

「花の都公園」は、富士山にいちばん近い湖のほとり、標高1,000mの高原にあり、季節の花々が咲き誇ります。中でも「花畑・農園エリア」では、春になると約13万本のチューリップが咲き、雄大な富士山を背景に鮮やかな絶景が広がります。

 

3位:あさひ舟川「春の四重奏」【富山県】

舟川の両岸1.2㎞に桜が咲く時期、地元の農家さんが植えた極早生のチューリップも花開き、菜の花と相まって、彩り豊かで可憐な景色を描きます。

 

4位:なばなの里【三重県】

「なばなの里」は、四季折々の景色が楽しめる花と緑と食のテーマパーク。日本最大級の1万3000坪の広大な花ひろばをキャンバスに見立て、大きなウェーブを描くように赤・白・黄色など種類も豊富なチューリップが植えられています。

 

5位:ハイジの村【山梨県】

八ヶ岳や南アルプスを見渡す敷地に、春は花壇を埋め尽くす約25万球ものチューリップが咲き、色鮮やかなじゅうたんのように辺り一面を春色に染めます。園内にはアニメの世界観を再現した大ジオラマや、アルムの山小屋など見どころも満載です。

 

6位:国営ひたち海浜公園【茨城県】

季節ごとにさまざまな植物と出会える「国営ひたち海浜公園」。春のネモフィラブルーが広く知られていますが、園内にある「たまごの森フラワーガーデン」は鮮やかなチューリップで溢れ、色とりどりで形も多彩な花たちが目を楽しませてくれます。

 

7位:佐倉ふるさと広場【千葉県】

「佐倉ふるさと広場」は、周辺に印旛沼や美しい田園風景が広がる自然豊かな公園です。四季折々の花が楽しめる広場では、本格的なオランダ風車を背景に、春になると約100品種70万本のチューリップがカラフルに花開きます。

 

8位:世羅高原農場【広島県】

6.5haの緩やかな丘陵地に200品種約75万本のチューリップが咲き誇り、花畑一面がカラフルな色彩で溢れます。その年のテーマに合わせて約20万本のチューリップで描く花絵は見応え十分。

 

9位:あけぼの山農業公園【千葉県】

例年4月中旬に見頃を迎えるチューリップは、風車前1.2haの畑に毎年違うデザインで約16万球が植付けられます。公園のシンボルである風車とチューリップが織りなす景色は、まるで絵葉書のような美しさで注目のフォトスポットです。

 

9位:滋賀農業公園 ブルーメの丘【滋賀県】

ドイツの農村をイメージした農業公園。自然や動物とのふれあいが楽しめる園内で、春には約12万本のチューリップがカラフルに咲き誇り、まるで絵本のように可憐な風景が広がります。

 

9位:伯太のチューリップ【島根県】

安来市の市役所伯太庁舎駐車場前に広がるチューリップ畑。異国情緒たっぷりなパステルカラーの風車の下、約50万本100品種のチューリップが花を咲かせます。多彩な色はもちろん、一重咲きや八重咲き、百合咲きなど花の形もさまざま楽しめます。

 

春の訪れとともに各地で見頃を迎えるチューリップには「愛の告白」「思いやり」「博愛」といったロマンチックな花言葉があります。そのため、大切な人への想いを伝えるシーンにもぴったりの花です。鮮やかな花々に包まれる瞬間は、きっと特別な思い出になることでしょう。

1年中チューリップを愛でたいという欲張りな方には、米津祐介さんのアートポスターをおすすめします。思いやりに溢れた素敵な空間になること間違いなし!

 



米津さんの作品はこちらから



米津祐介 / Yusuke Yonezu

2005年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展への入選をきっかけに絵本作家として活動を始める。以後、多くの絵本を創作し、アジアやヨーロッパ、アメリカなど、世界中で出版されている。また、国内ではステーショナリーグッズを展開するなど、イラストレーターとしても活躍の場を広げている。
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