滝本優美さんから、ニュートラルなカラーが印象的な新作が届きました。

滝本優美さんから、ニュートラルなカラーが印象的な新作が届きました。

滝本優美さんから、ニュートラルなカラーが印象的な新作が届きました。

どちらも都会的な佇まいのなかに、静けさや優しさがにじむ、滝本さんならではの抽象画です。

 

「YELLOW BUILDING」

淡いグレーと鮮やかなイエローの対比が印象的な一枚。塗り重ねた絵の具の厚みと、あえて残された不均一なエッジが、構造物のような存在感を生み出しています。画面右側を縦に走るイエローは、全体を引き締める軸のようにも見えます。滝本優美さんによる本作は、色と形の重なりが静かに響き合う、抽象ならではの魅力を感じさせてくれる作品です。

 

「STAY ON」

落ち着いたグリーンを中心に、ラフな質感で塗り重ねられた滝本優美さんの抽象画。余白を生かした構図と、塗りのムラや境界の不均一さが、静かでありながらも力強い存在感を放ちます。左上のベージュがわずかなアクセントとなり、全体に柔らかなバランスを与えています。タイトルの「stay」が示すように、見る人に静止した時間や空間を感じさせる一枚です。

 

滝本優美 / Yumi Takimoto

東京都出身。”絵の具を描く”抽象画家。武蔵野美術大学大学院美術専攻油絵コース修了。在学中から展覧会で入選を重ね、2016年から定期的に個展を開催。ペインティングナイフを用いて絵の具と会話しながら、まるでパッチワークのような混色や重なりで、絵の具の個性と魅力を追求している。

 

 

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