2024年もあとわずか。本日は来る2025年の干支にちなんだ、「ヘビ」モチーフのアートポスターをご紹介します。
画像は鈴木マサルさんの作品「POMME SNAKE」
アンバランスでちょっととぼけたヘビとリンゴが重なった、鈴木マサルさんならではの作品。不自然なサイズ感で組み合わされたモチーフが、絶妙な配色とバランスで描かれています。印象的にちょっと不気味なヘビですが、こんなにかわいいならお家にいても安心ですね。お客様が見てもちょっとにやけてしまいそう。
「巳（み）」は十二支の6番目にあたる文字で、ヘビ年を指します。 その起源は古代中国の干支文化にさかのぼります。 もともと十二支は農作業の時期や自然の循環を示すためのものとして生まれましたが、後にそれぞれの支に動物が割り当てられました。 「巳」という文字は、くねくねしたヘビの形を表した象形文字とされ、日本でもヘビと結びついて「巳年」という表現が定着したそうです。
「巳」という文字は脱皮や再生といったヘビの脱皮に重ねられ、生命のサイクルをイメージさせると言われています。物事が成熟し、新しい段階に進むことを象徴していると考えられているらしいですよ。
知恵や変化、再生の象徴である巳年。 その特別な意味を込めたアートポスターは、新年を迎えるにあたり、新しいインスピレーションを与えてくれるかもしれません。飾る方のセンスを感じるアートです。
鈴木マサル / Masaru Suzuki
テキスタイルデザイナー。東京造形大学教授。多摩美術大学染織デザイン科卒業後、粟辻博デザイン室に勤務。1995 年の独立後、自身のブランドの他にマリメッコやカンペール、ユニクロのデザインを手がけるなど、国内外の様々なメーカー、ブランドのプロジェクトに参画している。
