「アート」という単語をよく目にします。当店も「アートポスター専門店」を自称しておりますが、私自身、その定義というものが良くわからず、「観た人触れた人が感動したり心が安らぐモノやコト」と勝手に解釈しています。そこで今をときめくチャットGPT(2023年4月現在)に聞いてみたところ以下のように答えてくれました。
アートは、創造的な表現や感情の表出を通じて美的・精神的な価値を追求する活動や作品のことを指します。アートは、絵画、彫刻、音楽、文学、舞台芸術、映画、写真、ダンス、建築など、さまざまな形式やメディアで表現されることがあります。
アートは、美的な観点から鑑賞されることが一般的ですが、その目的や意図は人によって異なります。アーティストは、個人的な表現や感情の表出、社会的・政治的なメッセージの伝達、文化的なアイデンティティの探求、観客との対話やインタラクションの創出など、さまざまな目的を持って作品を制作することがあります。
アートは時代や文化によっても大きく変化し、個々のアーティストのスタイルや視点によっても多様性があります。また、アートは社会的な影響力も持ち、社会変革や意識の啓発、美的な喜びや感動の提供など、さまざまな役割を果たすことがあります。
要するに、アートは人間の創造力と感性が交わる場であり、美的な体験や意味の探求を通じて豊かな人間性を追求する活動や作品の総称と言えます。
分かると言えば分かるのですが、ちょっと難しいかも。。
他にも調べてみたところ
■広辞苑(https://kojien.iwanami.co.jp/ より引用)
一定の材料・技術・身体などを駆使して、鑑賞的価値を創出する人間の活動およびその所産。
表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動を表す。
■ARTFANS( https://artfans.jp/ より引用)
作品に触れて気持ちや心を動かすこと、または、その作品そのもの。
■日比野克彦さん(高校生新聞 https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/6119 より引用)
鑑賞する人が、物から発信された情報を受け取って「ああ、なんだかきれいだな」とか「懐かしい気分になるな」など、何らかの感情が湧きあがった時、その物と鑑賞者との関係性を「アート」と呼びます。アートは、物の中にあるわけじゃありません。どちらかというと、鑑賞者の心の中に存在しています。「何かしらを感じるきっかけをくれるのが物である」と言ったほうがわかりやすいと思います。
さすが日比野さん、ありがとうございます。仰るとおり分かりやすいです。
ARTFANSさんもシンプルな定義で説明しやすいですね。ありがとうございました。
話は変わりますが、アメリカに「Beauty is in the eye of the beholder.」ということわざがあります。直訳すると「美は見る者の目に宿る」ですが、もっとカジュアルに訳すと「何を美しいと思うかは人によって違うよ」みたいな感じでしょうか。これをアートに置き換えると「あなたにとってはアートでも、わたしにとっては違うよ」とかかな。実際のところ感度の高低というよりも好みの問題?
言葉にすると身も蓋もありませんが、概ね賛成です。
他にもアートに関する記事を書いておりますので、是非ご覧ください。
アートポスター、インテリアポスターってどこで売ってる?どこで買える?
※ この記事のサムネイルには、写真家宅間國博さんの画像を使わせていただきました。わたしにとって思い出深いアートの一つです。
追記(2025年7月29日)
「アートって何?」という質問を、2025年7月現在のチャットGPTに聞いてみました。前述の2023年4月版と比較してみると面白いですよ。
1. 表現のかたち
アートとは、「言葉では伝えきれない感情や考えを、視覚・聴覚・身体などを通して表現する手段」です。絵画、音楽、ダンス、映像、彫刻など、さまざまな形式があり、どれも「自分の内面や世界の見方を、他者と分かち合う」ための方法といえます。
2. 問いかけるもの
アートは「見る人に問いを投げかけるもの」でもあります。たとえば、風景画を見て「懐かしい」と感じたり、抽象画を見て「これは何だろう?」と立ち止まったりする——そんな感情や思考を呼び起こすことが、アートの力です。
3. 価値が定まらないもの
アートには、正解や実用性がありません。それが「不思議さ」や「魅力」にもつながっています。同じ作品でも、「美しい」と思う人もいれば「よくわからない」と思う人もいる。それでも成立するのがアートの面白さです。
4. 時代や文化を映す鏡
アートはその時代の社会背景や価値観、技術や思想を映し出します。たとえば浮世絵や印象派、現代アートなど、それぞれの時代や場所でしか生まれ得なかった表現があります。
5. 身近なものでもある
そして何より、アートは「特別な人のもの」ではなく、「誰でも感じて、関われるもの」です。家に飾る絵、好きな音楽、子どもが描いた落書き、何気なく撮った写真——そういった日常の中にも、アートはあります。
では、あなたにとって「アート」とは?
この問いは、誰かから答えをもらうだけでなく、「自分にとって何か」を考えることそのものが、実はアートと向き合う第一歩なのかもしれません。
よろしければ、あなたの考えや感じていることを聞かせてください。そこから、もっと深く一緒に探っていけます。
ここまでが回答でした。随分進化しましたね(笑)
参りました。